東京都杉並区にお住まいで、お子さんが中等度の難聴と診断され、発達について心配なことはありませんか?
中等度難聴児発達支援事業について概要や申請窓口、注意事項などを紹介します。
聞こえに課題のあるお子さんの成長をサポートするための大切な情報をお届けします。
「うちの子、最近テレビの音を大きくするようになった」「話しかけても、聞き返すことが多い気がする」「もしかして、聞こえに問題があるのかな…」
お子さんの聞こえについて、少しでも気になることがあると、とても心配になりますよね。
もし、お子さんが中等度の難聴と診断された場合でも、杉並区には、お子さんの発達を支援するための大切な制度があります。
それが「中等度難聴児発達支援事業」です。
この事業は、中等度の難聴のあるお子さんに対して、知識や技術を持つ専門家が、お子さんの聞こえの状態に応じた発達支援を行うものです。
具体的には、言語発達支援、コミュニケーション支援、学習支援など、お子さんが社会の中で自立していくために必要な様々なサポートを提供します。
聞こえにくいことで、お子さんが言葉の発達やコミュニケーション、学習面で困難を感じることがあります。
この支援事業を利用することで、お子さんは自分自身の強みを伸ばし、 困難を克服するためのサポートを受けることができます。
「中等度難聴児発達支援事業」を利用できるのは、以下のすべての条件に当てはまるお子さんです。
・これは「中等度難聴」と呼ばれる状態です。
具体例:
「中等度難聴児発達支援事業」を利用するにあたって、いくつかの注意点があります。
「中等度難聴児発達支援事業」の申請や相談をする窓口は、以下の通りです。
【杉並区役所保健福祉部障害者施策課児童支援係】
所在地:〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話番号:03-3312-2111(代表)
他にも杉並区保健所 健康推進課や杉並区子ども家庭支援センターでの相談が可能です。
「中等度難聴児発達支援事業」を利用するためには、次のようなステップで申請を行います
まず、耳鼻咽喉科などの医療機関を受診し、お子さんの聴力レベルについて診断を受けてください。
医師に、聴力検査の結果や診断書を作成してもらいましょう。
診断結果を持って、杉並区役所 子ども家庭部 障害者福祉課 障害児支援係に相談します。
事業の内容や利用の流れ、必要な書類について説明を受けます。
中等度難聴児発達支援事業は、障害児通所支援の一つとして行われるため、障害児通所支援受給者証の申請が必要です。
申請書に加えて、医師の診断書、お子さんの障害者手帳(お持ちの場合)、健康保険証のコピー、世帯の所得状況を示す書類などを提出します。
杉並区の職員や専門家が、お子さんの聴力や発達の状態について確認します。
アセスメントの結果に基づいて、お子さん一人ひとりに合わせた「個別支援計画」が作成されます。
個別支援計画に基づき、適切な支援を提供する事業所と利用契約を結びます。
契約した事業所にて、個別支援計画に沿った支援が開始されます。
杉並区の中等度難聴児発達支援事業は、40~70デシベルの中等度難聴のある18歳未満のお子さんを対象に、言語やコミュニケーション、学習などを専門的に支援する制度です。利用には障害児通所支援受給者証が必要。
まずは杉並区役所障害者福祉課に相談し、聴力アセスメントを受け、個別支援計画を作成します。
聞こえに課題のあるお子さんの発達をサポートします。