「杉並区の障害者福祉のしおり」は、障害や難病のある方が使える支援制度や手続き方法をまとめた公式ガイドです。制度の概要や入手方法、注意点をわかりやすく解説します。
「地域のたすけあいネットワーク(通称:地域の手)」は、災害時に自力で避難することが難しい方々を地域の支え合いで助ける仕組みです。
障害のあるお子様など、避難時に支援が必要な方が登録し、地域の震災救援所や民生児童委員、警察署、消防署などと連携して安否確認や避難支援を行います。
登録者には「個別避難支援プラン」が作成され、災害時に活用されるほか、震災救援所ごとに「避難支援計画」を策定し、地域全体での支援体制を整えています。登録は無料で、申し込みは区役所や地域包括支援センターで受け付けています。
● 災害時に障害のある子どもへの避難支援
● 保護者との連携
● 学校や福祉施設との協力
● 地域住民との協力
利用者は、無料で利用できるのが特徴です(※利用内容によって異なる)。
行政サービスではカバーしきれない柔軟な対応が可能です。
「地域の手」は、以下の条件にあてはまる杉並区民であれば誰でも利用可能です。
● 身体障害者手帳所持者(1級から3級)
● 愛の手帳所持者(1度から3度)
● 精神障害者保健福祉手帳所持者(1級から3級)
● 難病患者(手帳を所持していない方)
● その他、避難支援を希望するお子様
例1:身体障害者手帳や愛の手帳を持つ子どもが登録し、災害時に地域の支援者が避難をサポート。
例2:人工呼吸器や経管栄養など医療的ケアが必要な子どもに対し、震災救援所での受け入れ態勢を事前に整備。
例3:特別支援学校や地域の小中学校と協力し、災害時の避難計画を策定。
制度的な「サービス」ではなく、人と人とのあたたかな助け合いが魅力です。
①登録情報の管理
氏名や住所、緊急連絡先などの個人情報は、杉並区個人情報保護条例に基づき適切に管理されます。
②登録の更新
登録情報に変更があった場合は、速やかに区役所や地域包括支援センターへ連絡してください。
③支援の範囲
災害時の避難支援が主な目的ですが、日常的な介護や医療サービスは含まれません。
④支援者との連携
民生児童委員や地域の支援者と事前に避難計画を確認し、災害時にスムーズな対応ができるよう準備しておくことが重要です。
⑤申し込み方法
登録は無料ですが、所定の申し込み用紙の提出が必要です。家族やケアマネジャーによる代行登録も可能です。
杉並区内にある地域包括支援センターまたは、地域福祉推進課などが窓口になります。
【申請窓口情報】
杉並区地域包括支援センター(区内各地域に配置)
杉並区福祉部 地域福祉推進課
電話:03-3312-2111(代表)※担当部署に取り次ぎあり
不安なことがあれば、まずは無料相談からのスタートも可能です。
所定の登録申し込み用紙に記入し、申し込み窓口に提出してください。
申し込み用紙は、申し込み窓口にあります。
下記の「地域のたすけあいネットワーク(地域の手)登録申し込み書」のページからダウンロードも利用できます。
記入した申し込み用紙を、以下の窓口に提出します:
● 保健福祉部管理課地域福祉係(区役所西棟10階)
● 地域包括支援センター(ケア24)
※家族やケアマネジャーによる登録代行も可能です。地域の民生児童委員にも相談できます。
登録後、民生児童委員が訪問し、避難時の支援計画を作成します。
「地域の手」は生活支援の制度であり、「難病医療費助成制度」は医療費支援です。両制度は併用可能で、それぞれ異なる目的を持っています。
学校と地域の震災救援所が連携し、避難支援を行います。事前に学校と相談し、避難計画を確認しておくことが重要です。
「地域のたすけあいネットワーク(地域の手)」は、災害時に自力で避難が困難なお子様を地域の支え合いで助ける仕組みです。登録者には個別避難支援プランが作成され、震災救援所や民生児童委員、警察署、消防署などと連携して安否確認や避難支援が行われます
【参考】
・杉並区ホームページ:地域のたすけあいネットワーク(地域の手)
・杉並区ホームページ:高齢者や障害のある人の「地域のたすけあいネットワーク(地域の手)」