2025/8/18 公開
街中や交通機関、生活の中で、援助や配慮を必要としている人が身につけるマークです。赤地に白い十字とハートのマークになります。
通勤、通学、外出時、災害や緊急時など、周囲に「ちょっとした配慮や手助け」が必要なとき、所持することで、周囲に自分の状態を伝えやすくなります。
難病は、日によって体調が大きく変わり、突然の症状など、外からは気付かれにくい不調があります。
ヘルプマークを身につけることで、たとえば電車で席を譲ってもらいやすくなったり、急に倒れてしまった時に周囲の人に自分の状態を伝えやすくなったりします。
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、身に着けています。
多くの自治体で無料で配布しています(一人につき1枚配布)。
申請方法や条件は自治体によって異なるので、まずは市区町村の役所の福祉課などに問い合わせてみましょう。
また、東京都内では以下の交通機関・病院などでも配布しています(2025年8月現在)。
■都営地下鉄 各駅(駅務室又は改札)
※下記の駅を除く
都営浅草線:押上駅
都営三田線:目黒駅、白金台駅、白金高輪駅
都営新宿線:新宿駅
■都営バス 各営業所
■都電荒川線 荒川車庫前駅
■日暮里・舎人ライナー 日暮里駅、西日暮里駅
■ゆりかもめ
新橋駅、豊洲駅
有明駅
■多摩モノレール
多摩センター駅
中央大学・明星大学駅
高幡不動駅
立川南駅
立川北駅
玉川上水駅
上北台駅
■都事業所 東京都心身障害者福祉センター(新宿区)
■東京都心身障害者福祉センター多摩支所(国立市)
■都立病院
広尾病院(渋谷区)
大塚病院(豊島区)
駒込病院(文京区)
墨東病院(墨田区)
多摩総合医療センター(府中市)
神経病院(府中市)
小児総合医療センター(府中市)
松沢病院(世田谷区)
東部地域病院(葛飾区)
多摩南部地域病院(多摩市)
大久保病院(新宿区)
多摩北部医療センター(東村山市)
荏原病院(大田区)
豊島病院(板橋区)
東京都がん検診センター(府中市)
ヘルプマーク普及状況(助け合いのしるし ヘルプマーク)
https://www.fukushi1.metro.tokyo.lg.jp/helpmarkforcompany/spread/index.html
※直接受け取れない方は、郵送をしてくれる自治体もあります。お住いの自治体のホームページなどで確認することができます。
なかなか伝えづらい状況になる場合、ヘルプマークに、自分の状態や連絡先、してほしいことなどを書いた「説明カード」をつけておくといざというときの助けになります。
例:「疲れやすい難病です。急に座り込むことがあります。救急時には○○へ連絡をお願いします。」
見た目では伝わらない苦しさを抱えながら生活するのは、とても大変なことです。
ヘルプマークは、そんなあなたを守る「小さなサイン」です。無理せず、必要なときに助けを求めることは、決してわがままではありません。
あなたが少しでも安心して外に出られるように。ヘルプマークが、その一歩になりますように。