中東 真紀(なかひがし まき)先生
□機能強化型認定栄養ケア・ステーション鈴鹿 代表
□ナフス株式会社 栄養開発室 室長
□NFリプル株式会社 代表取締役社長
【職歴】ミキモト製薬株式会社生化学研究員として勤務後、市立伊勢総合病院、特定医療法人同心会遠山病院栄養科科長、名古屋経済大学准教授、四日市羽津医療センター(元四日市社会保険病院)栄養科長、鈴鹿医療科学大学准教授として勤務。
退職後に、認定栄養ケア・ステーション鈴鹿を立ち上げ、現在のナフス株式会社の栄養開発室で栄養士の相談役として勤務。
また、愛知医科大学医学部衛生学講座研究員、松本大学大学院と日本聴能言語福祉学院「摂食・嚥下障害」の非常勤講師を務める。
A:現在は、ボランティアでみえIBD患者会の事務局を担当しています。患者会に新規で入られた方のサポートや、患者さんやご家族の交流会を開催しています。また、各所からいただく生活・就労・学業などのお問い合わせについて、電話やメールでお応えしています。
四日市羽津医療センターに勤務していましたときは、IBDセンター診察室の隣に患者会のお部屋をいただき、栄養・食事療法をしておりました。また、この疾患を発症した直後は、患者さんもご家族もとてもショックを受けられます。早急な心のケアがとても重要になりますので、病院の医師やIBDチームで情報共有しながら、チームで患者さんの心と身体のケアをしていました。
A:私が、はじめてIBD患者さんを担当したのが、1995年くらいだったと思います。勤務していた病院の医師から潰瘍性大腸炎の方が退院されるから栄養指導をしてほしいと依頼されましたが、その当時は、栄養管理や食事についての資料が殆どなく、医師から渡された「いきいきライフ : クローン病・潰瘍性大腸炎に負けない暮らしの手引き」を読み込んで、栄養指導に挑みました。また、わからないことは、その場で患者さんにお聞きして、勉強させていただきました。患者さんから学ぶことは多く、IBDの治療のためには栄養がとても大事であることがわかり、IBDと真剣に向き合うようになりました。その後、大学病院の市民公開講座に講師としてお招きいただき、四日市羽津医療センター院長の山本隆行先生に、初めてお会いしました。山本隆行先生は、IBDの専門医としても世界でも著明であり、患者さんと真摯に向き合う素晴らしい先生です。
IBDは私にとって、一生涯勉強していく疾患だと強く思っています........
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