障がい者福祉のあらまし

大田区が提供する「障がい者福祉のあらまし」は、障害や難病のある方が受けられる支援制度をまとめた公式ガイドです。制度の概要、対象者、申請方法を詳しく解説。


障がい者福祉のあらましとは

「障がい者福祉のあらまし」は、大田区が発行する障害のある方や難病を抱える方のための支援制度の総合案内ガイドです。障害の種類や生活環境にかかわらず、誰でも必要な情報を見つけられるように作られているのが特徴です。

この冊子には、福祉サービスだけでなく、就労支援・住まい・医療・経済的支援・相談窓口など、多岐にわたる情報が掲載されています。


あらましの主な掲載内容

 各種手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳)の取得・活用方法

 障害福祉サービス(訪問介護・デイサービスなど)

 就労支援制度・相談窓口

 医療・健康支援(難病医療費助成制度の案内含む)

 税金の軽減措置や公共料金の割引制度

 生活支援・交通・住宅支援制度など。


障がい者福祉のあらましを利用できる人

このあらましは、以下のような方に向けて作成されています。

 大田区内に住民登録がある方

 身体、知的、精神、発達障害をお持ちの方

 難病などで支援が必要な方

 障害のある家族を支えているご家族や支援者の方


こんな人におすすめ

 「制度が多すぎて、何を使えばいいかわからない」方

 「どこに相談していいかわからない」方

 「将来のためにどんな支援があるのか知っておきたい」方

 「親が高齢で、今後の支援体制に不安がある」方


具体的な利用例

40代男性(ALS):身体障害者手帳取得後、訪問介護サービスを検討するために利用

20代女性(発達障害):就労移行支援の情報を調べるためにあらましを活用

70代両親(知的障害の子を介護中):将来の施設利用や生活支援制度の下調べに活用


障がい者福祉のあらましの注意事項

① 「あらまし」はあくまで案内資料

あらましは申請書ではなくガイドブックです。

制度を利用するためには、各サービスごとに個別の申請手続きが必要になります。

②情報は毎年更新される

制度内容や対象条件は年度によって変更されることがあります。

最新版を必ず確認しましょう。最新版は大田区の公式サイトや区役所で入手可能です。

③全体を網羅しているが、詳細は個別相談を

あらましには概要が書かれていますが、具体的な要件や申請条件などは個別相談で確認する必要があります。

内容に迷った場合は、各所窓口へ問い合わせるのが確実です。

④申請窓口

あらましを手に入れるにはどこに行けばいい?

 大田区役所 福祉部 障害福祉課(本庁舎5階)

 区内各地域の特別出張所**

 大田区公式ホームページ(PDF形式)で手に入れることができます。

オンライン閲覧はこちら:大田区|障がい者福祉のあらまし

制度利用までの基本の流れ

あらましを手に入れるだけでは、制度を利用することはできません。

あらましを見たうえで、必要な支援制度ごとに申請が必要です。

ステップ①:あらましで概要を確認

どんな制度があるのかを把握

ステップ②:大田区の窓口で相談

自分に合った制度を紹介してもらう

ステップ③:必要書類の提出・申請

手帳や証明書類が必要になる場合もあり

※「障害福祉のあらまし」であらかじめ利用条件を確認しておく。

ステップ④:審査・支給決定

結果に応じてサービス開始

よくある質問(Q&A)

Q. 毎年取りに行かないといけませんか?

新しい情報を知るためにも、最新版の取得をおすすめします。

年度更新のタイミング(毎年4月〜5月頃)にPDFまたは冊子を入手しましょう。


まとめ

大田の「障害者福祉のあらまし」は、障害や難病のある方が制度を迷わず活用するための“羅針盤”のような存在です。

「制度の仕組みがわからない」「何から始めればいいかわからない」

そんな方は、まずこの一冊を手に取ってみてください。

あなたにぴったりの支援が、きっと見つかります。


【参考】

大田区ホームページ:障害福祉のあらまし