HAMについて(疾患情報)

疾患情報

疾患情報

HAMとは、HTLV-1関連脊髄症(HTLV-1-Associated Myelopathy)の略で国の難病に指定されています。HTLV-1キャリアの約0.3%がHAMを発症することが報告されていて、HAMの患者さんは全国で約3,000人いると推定されています。男女比は1:2~3と女性に多い傾向があります。HAMは40~50歳代で発症する人が多いですが、10歳代など若いころに発症する人や60歳以上になって発症する人もいます。 HAMの初期には以下のよう症状が現れます。

  • 足がもつれる
  • 走ると転びやすい
  • 両足につっぱり感がある
  • 両足にしびれ感がある
  • 尿意があってもなかなか尿がでにくい
  • 残尿感がある
  • 頻尿になる(夜間に多い)
  • 便秘になる

ほかに明らかな病気がなく、これらの症状が現れた場合にはHAMを発症している可能性があるので速やかに脳神経内科を受診してください。 また、受診する場合には

  • 自分がHTLV-1キャリアであること
  • いつから上記の症状があるか
  • 上記の症状の程度はどのくらいか

をきちんと担当医に伝えてください。そうすることで、早急に適切な治療を始めることができる可能性がありますので、あなたの今後の生活を大きく変えることにつながります。


症状

HAMの症状についてはHAMねっとの「HTLV-1によっておこる病気 -HAM-ページもご確認ください。

運動障害

運動障害とは

初期に見られる症状

  • 歩行時の違和感
  • 足がつっぱる感じ(痙性)
  • つまずきやすい、転びやすい
筋力低下に伴う症状
  • 階段の昇り降りが難しくなる
  • 歩行障害の進行(徐々に杖や車椅子が必要になる)
重症化した場合の症状
  • 足の完全な麻痺
  • 体幹(胴体)の筋力低下
  • 座る姿勢を保てなくなる
  • 寝たきりの状態

感覚障害

感覚障害とは

主な症状

  • 触った感覚が鈍くなる(感覚低下)
  • しびれた感じがする
  • 痛みを感じる

症状が現れやすい範囲

  • 膝から下の部分に強く現れることが多い
  • 場合によっては、胸やお腹のあたりから両足までの広い範囲に現れることもある

膀胱機能障害

膀胱機能障害とは

主なメカニズム

  • 蓄尿障害: 膀胱に尿がたまりにくくなる。
  • 排出障害: 尿が出しにくくなる。

具体的な症状

  • 頻尿(トイレの回数が多い)
  • 切迫性尿失禁(急に尿意を催し、漏れてしまう)
  • 排尿困難(尿が出にくい、時間がかかる

症状の現れるタイミング

  • 足のつっぱりなどの運動障害よりも先に、排尿トラブルが自覚症状として現れる人もいます。

排便障害

排便障害とは

主な症状

  • 便秘
  • 便失禁(便を我慢できない)


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