2025/3/10 公開
2026/03/24更新
難病で働くことが難しくなったとき、
「このまま生活していけるのか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
収入が減る一方で、通院や治療の負担は続きます。
無理をして働き続けることが、かえって体調を悪化させてしまうこともあります。
こうした状況で利用できる制度の一つが生活保護です。
生活保護は、収入や資産だけでは生活が難しい場合に、最低限度の生活を支えるための制度で、難病がある方も対象になります。
この記事では、
・難病でも申請できるのか
・どのような支援が受けられるのか
・申請の流れや注意点
を整理しています。

生活保護は、日本国憲法第25条に基づく制度で、誰でも申請することができます。
難病がある場合でも、収入や資産、生活状況をもとに「最低限の生活が維持できない」と判断されれば対象になります。
▼参考リンク:
生活保護制度(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html
生活保護では、次のような支援が受けられます:
生活扶助:食費・光熱費・衣類費など
医療扶助:病院や薬代などの負担を軽減
住宅扶助:家賃補助
教育・介護扶助:子どもの教育費、介護費用、出産費用など
これらの支援は、世帯の収入や状況に応じて組み合わせて支給されます。
▼参考リンク:
生活保護制度(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html

生活保護は制度としての説明だけではイメージしにくいですが、実際に利用した方の体験談を見ると、どのように生活が変化したのかが具体的にわかります。ここでは、病気や障害のために生活が困難になった方の事例を紹介します。
◆👦💭体験談1:持病悪化で生活が困窮した50代男性(ほごナビ)
ある50代の男性(Kさん)は、持病が悪化して長期間働けなくなり、収入がゼロ・貯金もほとんどない状態でした。家賃の支払いも困難で、食事は1日1回でやりくりする状況が続きました。
その後、生活保護の申請が決定すると、医療費の自己負担がなくなり、家賃滞納も解消。生活が安定し、将来的な自立に向けて準備を始めることができました。
▼参考リンク:
生活保護を受けながら、自立を目指すためにやっていること(ほごナビ)
https://hogoland.net/blog/taikendan-independence/
◆ 👨💭体験談2:精神疾患で生活保護+障害年金を受給した54歳男性(LITALICO仕事ナビ)
54歳の男性は、うつ病や統合失調症などの精神疾患の影響で長年就労できず、障害年金と生活保護を併用して生活していました。
その後、就労移行支援を受け、障害者雇用で再就職。生活保護や支援制度を活用することで、日々の生活と仕事の両立が可能になった事例です。
▼参考リンク:
「働いて生きていく」54歳、障害者雇用で就職へ!うつ病・統合失調症で、長年生活保護を受給していた私の決意と努力【マンガで読む仕事体験談】(LITALICO仕事ナビ)
1. 難病相談支援センターで相談
2. 自治体の福祉事務所で申請(収入・資産・診断書の提出)
3. 担当者との面談(生活状況・治療・就労の可能性確認)
4. 支給決定
→ 通院費や医療費扶助もケースごとに決まります
※申請は本人でなくても、家族や支援者が相談することも可能です。
▼参考リンク:
生活保護制度(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html
生活保護の申請条件は? 事例を基にわかりやすく解説(マイナビニュース)

生活保護を利用する際は、いくつか注意点があります。
■ 医療費
医療扶助により、病院や薬代は原則として自己負担なしで利用できます。
■ 収入の申告
アルバイト収入や年金、ブログ収入などがある場合は、必ず申告が必要です。
収入に応じて支給額が調整されます。
■ 支援の調整
住居や介護サービスなどは、ケースワーカーと相談しながら決めていきます。
▼参考リンク:
難病相談支援のための連携ガイドブック(厚生労働省 難病患者の支援体制に関する研究班)
生活保護制度とはどのような制度ですか。(東京都 福祉局)
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/seikatsu/hogo/seiho
Q:難病でも申請できますか?
→ はい。病名による制限はなく、収入や資産の要件を満たせば申請できます。
Q:受給中の医療費はどうなりますか?
→ 医療扶助により、基本的な治療・薬代は負担なしで利用できる場合があります。
Q:申請後に収入や病状が変わった場合は?
→ 福祉事務所に報告が必要です。状況に応じて支給額が調整されます。
▼参考リンク:
生活保護制度等(福島県)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21130a/03-seido.html
収入の申告(生活保護受給者の方)(東京都 清瀬市)