MRI・CT・レントゲンの違いとは?

得意な検査・特徴・注意点をやさしく解説

MRI・CT・レントゲンの違いとは? 得意な検査・特徴・注意点をやさしく解説

「レントゲン検査をすることになったけれど、MRIやCTとは何が違うのだろう?」

病院で検査の説明を受けたとき、そのような疑問を覚えたことはありませんか?

MRI・CT・レントゲンの3つの検査は、どれも身体の中を映し出す目的で行う「画像検査」です。目的は同じでも、画像を作る仕組みや得意な部位が異なります。

この記事では、それぞれの検査の特徴や注意点を初めて検査を受ける方にも分かりやすくご紹介します。

MRI・CT・レントゲン(X線撮影)の違い一覧

MRI・CT・レントゲン(正式名称:X線撮影)は、画像を作り出すために使用するエネルギーの種類(磁気かX線か)や、得意とする身体の部位(骨・内臓・神経など)が異なります。

まずはそれぞれの検査の特徴や所要時間をまとめた一覧表で、違いをご確認ください。

なお、病院でよく耳にする「レントゲン」という呼び方は通称で、正式には「X線撮影(一般撮影)」と呼ばれています。

本記事でも読みやすさを優先して「レントゲン」の表記で統一しますが、まずはこの点を押さえておいてください。

MRI・CT・レントゲン(X線撮影)の違い一覧

レントゲンとCTでは、X線という放射線の一種を使って画像を作り出します。X線は、普段目にする光(可視光線)や赤外線、紫外線と同じ電磁波の仲間です。

ただし、光とは異なり、X線は人間の目には見えません。理由は、X線は光よりも波長(波のうねりの長さ)がずっと短いため、人間の目では捉えられないからです。

波長が短いX線には、壁のような物体があってもすり抜けてしまう性質があります。この性質を「透過作用」と呼び、レントゲンやCTはこれを利用して、体の中の骨や臓器を映し出しているのです。

レントゲンは濃淡のあるグレースケール画像なので、白から黒までの濃淡で表現されます。奥行などの立体的な画像は得られませんが、骨の形状や肺の状態を素早く把握することができます。

CTはレントゲンと同じくX線を使いますが、得た画像情報にコンピュータ処理を行うことで、必要に応じてさまざまな断面や3D画像に再構築できます。

これにより、肝臓や膵臓、腎臓などの各種臓器の詳しい状態や、脳や内臓の出血の有無などを素早く把握することが可能です。

一方、MRIはX線を使用せず、磁石と電磁波の力を使って画像を作り出します。

強力な磁石によって体の中の水素原子を一つの方向に整列させてから、電磁波を当てて向きを別の方向に変えます。

電磁波を切ると、水素原子は徐々に元の方向へと向きなおろうとします。この時に水素原子から出る微弱な電波を測定することで画像を得ているのがMRIです。

水素原子を使って画像を作っているため、脳や脊髄など、水分の多い臓器の検査に向いています。

MRIはレントゲンやCTとは異なりX線被ばくが無いのがメリットですが、検査時間が15~40分程と長い傾向にあります。

そのため、長い時間ジッとしているのが苦手な方や小さなお子さんなどには、少しハードルが高い検査だといえるでしょう。

3つの検査に優劣があるわけではなく、調べたい部位や症状に応じて医師が最適な検査を選んでいます。

レントゲン(X線撮影)とは?特徴と得意な検査部位

レントゲン(正式名称:X線撮影)は、X線を身体に通すことで、骨や胸(肺)、お腹のガスの状態などを数分で手軽に調べる検査です。

体は、骨や空気、筋肉などいろいろなものでできていますが、それぞれX線の通りやすさが異なります。

肺の中の空気のようにX線が通りやすい部分は黒く、骨や歯のように通りにくい部分は白く写ります。この違いを利用して、平らな1枚の画像として撮影するのがレントゲンです。

レントゲンは、骨折の有無や関節の変形、肺炎や心肥大などの胸の病気、お腹のガスの状態の観察が得意です。

短時間・低コストで多くの情報が得られることから、骨・胸部・腹部などの初期評価のために用いられる検査の一つであり、幅広い場面で活躍している検査です。

一方で、平面画像という性質上、限界もあります。筋肉や神経といった柔らかい組織や、臓器同士の立体的な重なりまで詳しく映し出すことは苦手です。

そうした部分をより詳しく調べたい場合には、CTやMRIが選択されることになります。

なお、レントゲンで使われるX線の量はごくわずかで、必要な検査として厳密に管理されています。

とはいえ、妊娠中の方や妊娠の可能性がある方は、念のため検査前にその旨を医療スタッフへ伝えておくと安心です。

CT検査とは?特徴と得意な検査部位

CT検査は、X線とコンピュータを使って身体の断面(輪切り)画像を撮影し、内臓の形や急な出血などを短時間で細かく調べる検査です。

CT検査もレントゲン同様にX線を使って画像を得ます。X線を出す装置が身体の周りをぐるりと回転しながら、いろいろな方向からX線を当てていきます。

そうして集まった情報をコンピュータで計算し、輪切りの画像として組み立て直したものが、CT検査で得られる立体的な画像です。「あらゆる方向からレントゲン(平面)画像を撮って立体的にしたもの」とイメージすると分かりやすいかもしれません。

CT検査はレントゲンよりもさらに細かく、身体の中の立体的な構造を画像として得ることができるため、頭の中の出血や肺の中の細かな変化、肝臓・胆嚢・膵臓などの腹部臓器の形、複雑な形をした骨折などを映し出すのに力を発揮します。

胸からお腹まで、広い範囲を短時間で一気に撮影できるうえに詳しい情報が得られるため、一刻を争う救急の現場でも頼りにされています。

一方で、レントゲンに比べると受けるX線の量は多くなります。とはいえ、1回の検査で使うX線の量は必要以上にならないよう管理されており、検査によって得られる情報の多さが、その分のメリットとして考えられています。

数値の詳しい基準については、医療機関や専門機関が示す情報を確認しておくと、より安心できるでしょう。

MRI検査とは?特徴と得意な検査部位

MRI検査は、強い磁石と電波を使って、脳や神経、筋肉のような柔らかい部分を、いろいろな角度からくわしく写し出す検査です。

MRI検査では、体の中にある水素原子(水分などに含まれている)が、強い磁力と電波に反応する様子を利用して画像を作ります。

仕組みを順番に見てみましょう。まず、体に強い磁力をかけて、体の中の水素原子の向きをそろえます。

次に、電波を当てて水素原子の向きを一度ずらします。電波を止めると、水素原子は元の向きに戻ろうとしながら、弱い電波を出します。この電波をキャッチして画像にしているのが、MRI検査です。

レントゲンやCTとは違ってX線を使わないため、放射線による被ばくの心配がないという特徴があります。

また、水分を多く含む部分を詳しく映せる仕組みのため、脳や神経、筋肉のように柔らかい組織の観察を得意としています。

発症したばかりの脳梗塞や脳腫瘍、椎間板ヘルニアなどの脊椎の疾患、肉離れや腱の損傷、子宮・卵巣・前立腺といった骨盤内の臓器などを詳しく映すことができます。

また、縦・横・斜めと、自由な角度から柔らかい組織をくっきり映し出せるのは、MRI検査ならではの強みです。

一方で、気をつけておきたい点もあります。撮影には15〜40分ほどかかることが多く、その間はじっと動かずにいる必要があります。

加えて、検査中は工事現場のような大きな音が響くため、初めて検査を受ける方は少し驚くかもしれません。

さらに、強力な磁力を使う検査であるため、身体の中に金属や医療機器が入っている方は注意が必要です。

ペースメーカーや人工関節、インプラントなどがある場合、医療機器や金属の種類によっては、機械の誤作動や発熱の恐れがあります。この場合、MRI検査が受けられない、もしくは一定の条件のもとで検査を行う必要があります。

心当たりのある方は、「これくらいなら大丈夫だろう」と自分で判断せず、検査の前に必ず医師や検査担当者へ伝えてください。

MRI・CT・レントゲン(X線撮影)を使い分ける理由

MRI/CT/レントゲンの得意部位

3つの検査に「どれが一番優れている」といった優劣はありません。調べたい部位や症状に合わせて医師が適した検査を選び、必要であれば検査を組み合わせて行います。

「MRIの方が上位の検査」や「CTの方がより優れている」というように、単純な比較で語られることがありますが、これは正確ではありません。

それぞれの検査には得意な部位や向いている状況があり、目的に合わせて判断されるものだからです。

例えば、骨折や肺炎、腸閉塞(イレウス)などが疑われ、素早く確認したい場合にはレントゲンやCTが選択されますし、脳や神経の細かい状態を詳しく調べたいときにはMRIが選択されます。

また、脳や臓器の出血を素早く判断したいときにはCTが行われるケースが多いです。

このように、それぞれの検査の得意分野や検査のスピード感などから適切な検査を選択し、より正確でスムーズな診断につなげているのです。

画像検査で使う造影剤の種類と役割

造影剤とは、画像検査で血管や病気の部分(病変)をより鮮明に映し出すために使われる特別な薬品です。

造影剤の役割は、画像に白黒のメリハリをつけることです。これにより、通常の画像検査では見つけることが難しい小さな病変や、血管の流れを正確に把握できるようになります。

造影剤には種類があり、検査ごとに使い分けます。レントゲンやCTなど、X線を使う検査には「ヨード造影剤」が、磁気と電波を使うMRIでは「ガドリニウム造影剤」が使われます。

造影剤は注射や点滴で体内に入れて使用します。ヨード造影剤を注射した際には、一時的に身体が温かく感じることがあります。これはヨード造影剤の成分や浸透圧によって血管が一時的に拡張するために起こる自然な反応です。

一方で、造影剤は誰にでも使えるわけではありません。次のいずれかに当てはまる方は、造影剤を使えない、あるいは使い方に配慮が必要になる場合があります。

  • 喘息(ぜんそく)に罹ったことがある方
  • 過去に造影剤で副作用があった方
  • 治療中のアレルギー疾患がある方
  • 糖尿病治療薬の「ビグアナイド系薬剤(メトホルミン等)」を服用中の方(造影CTなどでヨード造影剤を使用する場合)
  • 腎臓の機能に不安がある方(使用する造影剤や検査方法の慎重な判断が必要となる場合があります)
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方
  • 授乳中の方(特に授乳制限の必要はないとされていますが、事前にお伝えください)
  • ※出典(公益社団法人 日本医学放射線学会:授乳中の女性に対する造影剤投与後の授乳の可否に関する提言)

思い当たる項目がある方は自己判断せず、検査の前に必ず医師や検査担当者へ伝えるようにしましょう。

検査による放射線被ばくの身体への影響と安全性

レントゲンやCTによる被ばく量は、検査の種類や撮影する部位、撮影方法によって異なります。一般的にレントゲンよりもCTの方が被ばく量は多くなりますが、医療機関では画像の質を保ちながら、できるだけ被ばく量を抑えるように適切に管理しています。

レントゲンやCTで使われているX線は、「放射線」と呼ばれる電磁波の仲間です。この放射線を浴びることを「被ばく」と呼びます。

「被ばく」と聞くと、なんだか怖いもののように感じるかもしれません。ですが実は、私たちは普段の生活の中でも、気づかないうちに放射線を浴びています。

宇宙から降り注ぐ「宇宙線」や、地面から出ている放射線などがその例です。こうした、自然の中で日常的に受けている放射線のことを「自然放射線」と呼びます。

その被ばく量は地域差がありますが、一般的に日本平均で年間2.1ミリシーベルト(放射線の量を表す単位)の被ばく量とされています(世界平均は年間2.4ミリシーベルト)。

医療検査で受ける被ばく(医療被ばく)の量は、この自然放射線の年間量と同じくらいか、それより少ない範囲におさまることがほとんどです。

ですが、実際の被ばく量は検査によって大きく異なります。レントゲンよりもCTの方が被ばく量は多い傾向にあり、自然放射線の年間量よりも多くなる場合があります。

とはいえ、各検査にて使用するX線の量は、目的に応じて必要以上にならないよう細かく調整されています。

もちろん、被ばく量をゼロにできるわけではありませんし、被ばくによる影響は、被ばく線量や被ばくした部位、年齢などによって異なります。心配な点があれば、担当の医師や診療放射線技師に確認してみてください。

お子さん(小児)や妊婦さんが検査を受ける際の配慮と工夫

お子さん(小児)や妊婦さんが画像検査を受けるときは、被ばく量をできるだけ少なくする工夫や、放射線を使わない検査(MRIや超音波)が優先して検討されます。

お子さんにレントゲンやCTを行う場合、体の大きさに合わせて、使うX線の量を必要最小限になるよう調整しています。

また、検査中にじっとしているのが難しく、動いてしまうこともあるでしょう。そうした場合には、ご家族に付き添ってもらったり、体をやさしく支える器具を使ったりしながら、安全に配慮して検査を進めていきます。

一方、妊娠中の方や妊娠している可能性がある方には、お腹の赤ちゃんへの影響を避けるため、診断目的を満たせる場合には、X線を使わないMRIや超音波検査(エコー)が検討されます。

それでも、診療上レントゲンやCT検査が必要になった場合には、X線を通しにくい素材でできた防護具を体にあてたり、お腹の赤ちゃんへの影響が少ない妊娠週数に検査をするなど、赤ちゃんを守るための対策が取られます。

このように、妊娠中の検査では、検査の必要性や撮影部位、照射線量、必要な防護措置などを、医師や検査担当者が適切に判断・管理しています。

「検査を受けて大丈夫かな」と不安になり、自分の判断で検査を避けてしまう方もいるかもしれません。

しかし、妊娠している可能性がある、あるいは授乳中であるといった状況は、必ず事前に医療スタッフへ伝えてください。そのうえで、状況に合った一番良い方法を、医師と一緒に考えていくことができます。

検査時間や事前準備の目安と受診時の注意点

検査の注意点

検査にかかる時間や事前の準備は、調べる部位や検査方法によって異なるため、受診する医療機関の指示に従いましょう。

まずは、各検査の所要時間や事前準備の目安、受診時に意識しておきたい点をご紹介します。


● 所要時間の目安:レントゲン(数分)/CT(5〜15分程度)/MRI(15〜40分程度)

● 造影剤を使う検査やお腹のCT・MRIでは、事前に食事を控える(絶食)よう指示されることがあります

● 金具のついた服やアクセサリーは検査の妨げになるため、着替えを案内されることもあります

これらの時間や準備の内容は、あくまで一般的な目安として捉えてください。実際にかかる時間や準備の詳細は、検査する部位や医療機関の設備によって変わってきます。

予約時や受診時に手渡される「検査の案内書」、または検査スタッフからの説明を必ず確認するようにしてください。

体内金属・アレルギー・閉所恐怖症など事前に医師へ相談すべきこと

ペースメーカーや体内の金属・アレルギー歴・閉所が苦手といった事情がある方は、安全に検査を受けるため、事前に医師や検査担当者へ相談するようにしましょう。

ペースメーカーや人工関節、インプラント、治療用のクリップなどの金属が体内にある場合、使用されている医療機器および金属の種類によってはMRIを受けられないことがあります。

MRIは強力な磁力を利用する検査であるため、ペースメーカーなどの装置が誤作動を起こしたり、金属部分が発熱してやけどにつながったりするおそれがあるからです。

最近ではMRIに対応した医療機器も増えていますが、対応の可否は医療機器の種類によって変わるため、思い当たる方は必ず事前に申告してください。

なお、入れ墨(タトゥー)については、多くの場合MRI検査を受けることができます。ただし、インクに含まれる金属成分によっては、火傷(やけど)を起こしたり画像が乱れたりすることがあるため、タトゥーやアートメイクがある場合も、事前に医療スタッフに申告してください。

これまでに薬や食べ物でアレルギーが出たことがある方は、造影剤を使った検査に注意が必要な場合があります。前述の「画像検査で使う造影剤の種類と役割」を合わせてご確認いただき、あてはまる方は、あらかじめ主治医に相談しておきましょう。

また、閉所が苦手な方にとって、MRIやCTの検査は少しハードルが高く感じられるかもしれません。特にMRIでは、閉所が苦手な方が不安を感じることがあります。

とはいえ、アイマスクを着けて検査を行ったり、不安をやわらげる薬を使ったりと、閉所への不安感をやわらげる方法を相談できる場合があります。検査内容や設備によって対応方法が異なるため、事前に相談するようにしましょう。

その他、喘息歴がある方、腎臓の働きに不安がある方、糖尿病の薬を使っている方、妊娠中・授乳中の方も、検査を受ける前にその旨を医師へ伝えておくと安心です。

MRI・CT・レントゲンの違いまとめ

MRI・CT・レントゲン(X線撮影)は、調べる目的や体の部位によって使い分けられる検査であり、どれか一つが優れているというものではありません。

ここまでご紹介してきたように、レントゲンは骨や肺、お腹のガスの状態などをスピーディーに把握するために使われます。CTは脳や臓器の出血など、緊急性の高い状態を素早く確認するのに向いています。そしてMRIは、脳や神経を放射線に頼らず、じっくり詳しく調べるための検査です。

医師は、患者さん一人ひとりの状態や症状に合わせてこれらの検査を使い分け、ときには組み合わせながら、安全で的確な診断を目指しています。

造影剤や体内の金属、妊娠中・授乳中といった気になる点があれば、遠慮せずに事前に医療スタッフへお伝えください。正しい情報を知ったうえで検査に臨むことこそ、安心して検査を受けるための第一歩です。

CT/MRIの違い

【FAQ】MRI・CT・レントゲン(X線撮影)でよくある質問5選

MRI・CT・レントゲン(X線撮影)について、患者さんやご家族が疑問に感じやすい点をQ&A形式でまとめました。

Q1. 同じ部位なのに「レントゲン→CT」のように複数の検査を勧められるのはなぜですか?

一つの検査だけですべてが分かるとは限らないためです。検査方法によって見えやすい組織や異常が異なるため、複数の検査を組み合わせることがあります。レントゲンを行い、次にCTに進む場合も、先に行ったレントゲン検査は無駄ではありません。段階的に診断の精度を高めていくための一般的な進め方です。

Q2. 検査で「異常なし」と言われたのに症状が続く場合、どうすればよいですか?

検査ごとに得意な部位・見えやすい異常が異なるため、ある検査で異常が見つからなくても別の検査で分かることがあります。自己判断で様子見を続けず、症状が続く場合は再度医師に相談するようにしましょう。

Q3. 検査当日はどのような服装で行けば良いですか?

検査に影響する可能性がある、金具・プラスチック・ラメ・スパンコールなどの飾りがない服装を選びましょう。また、検査服に着替える場合もあるため、脱ぎ着しやすい服で受診すると当日スムーズに検査が受けられます。

Q4. MRI検査中の大きな音が心配ですが、対策はありますか?

検査中は音を和らげるために耳栓やヘッドホンを装着します。音楽を聴きながら検査を受けられる医療機関もあります。好きな音楽を流してくれる医療機関もあるため、事前に相談してみると良いでしょう。

Q5. 子どもの成長に合わせて何度もレントゲンを撮っても大丈夫ですか?

医療で使うX線の量は必要最小限になるよう管理されており、医師の指示のもとで必要な検査を受ける範囲であれば、過度に心配する必要はないとされています。例えば、胸部のレントゲン撮影の場合、1回の被ばく線量が0.08ミリシーベルトとごくわずかです。お子さんの成長に合わせてレントゲンを複数回撮影したとしても、1回の被ばく線量が少ないため、積み重なる被ばく量が大きくなる心配も少ないです。とはいえ気になる場合は、担当医に検査の頻度や必要性を率直に尋ねてみてください。

【執筆時参考文献・参考URL】

1. 環境省「放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(令和7年度版)」第2章「放射線による被ばく」https://www.env.go.jp/content/000391457.pdf

2. 環境省「QA3-9 放射線による子供への健康影響について教えてください。」(平成29年度版)https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29qa-03-09.html

3. 環境省「低線量被ばくによる健康への影響は、どのようなものですか。」(放射線による健康影響等に関するポータルサイト)https://www.env.go.jp/chemi/rhm/portal/qa/a_44.html

4. 環境省「被ばく時年齢と発がんリスクの関係」(放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料・平成29年度版)https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-03-07-08.html

5. 日本医学放射線学会・日本放射線専門医会/医会 合同造影剤安全性委員会「ヨード造影剤(尿路・血管用)とビグアナイド系糖尿病薬との併用注意について(第2報)」(2012年4月)https://www.radiology.jp/content/files/994.pdf

6. 環境省「自然・人工放射線からの被ばく線量」ほか(放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料・令和7年度版、第2章「身の回りの放射線」)https://www.env.go.jp/chemi/rhm/current/attach/slide-02-05.pdf